歯のクリーニングの頻度と料金｜ホワイトニング専門｜ブリアン歯科クリニック｜向ヶ丘遊園駅直結の歯医者・歯科医院

歯のクリーニングの頻度は？

症状別のクリーニング頻度

• 健康な歯と歯ぐきをお持ちの方：6ヶ月に1回が目安
• 歯周病のリスクがある方（喫煙者・妊娠中・糖尿病の方など）：3～4ヶ月に1回
• 歯周病の治療を受けている方（SPT：歯周病安定期治療中）：1～3ヶ月ごとのメンテナンスが推奨されます
• 矯正中の方・被せ物やインプラントが多い方：汚れが溜まりやすいため、3ヶ月に1回の頻度が望ましいです

汚れやすさや体質、生活習慣によっても理想的な間隔は変わります。一人ひとりに合った頻度を、歯科医師や歯科衛生士と相談して決めましょう。

定期健診とクリーニングの関係

クリーニングは、定期健診とセットで行うことで最大の効果を発揮します。歯の状態を診査し、虫歯や歯周病が見つかった場合には早期治療を行い、問題がなければクリーニングで清掃・予防をします。
予防とチェックを繰り返すことで、健康な歯を長く保つことができるのです。

また、検診を兼ねたクリーニングは、保険が適用されることが多く、経済的にも負担を抑えながら継続的なケアが可能です。

やりすぎのリスクと必要ないケア

「とにかくキレイにしたいから、毎月クリーニングしたい」と思う方もいるかもしれませんが、必要以上に頻繁なクリーニングは注意が必要です。

スケーリングや研磨を過度に繰り返すことで、エナメル質が薄くなったり、知覚過敏になったりすることも。また、歯ぐきに炎症がない健康な状態での過剰な処置は、かえって口腔環境のバランスを崩してしまう場合もあります。

大切なのは「ちょうどいい頻度で、正しく行う」こと。歯科のプロによる診断とアドバイスに基づいたメンテナンスが最適です。

クリーニングの料金について

保険適用と自費診療の違い

クリーニングには、「保険適用になるもの」と「自費診療になるもの」の2つのパターンがあります。

保険適用（歯周病治療目的）：

歯周病の進行度に応じてスケーリングやルートプレーニングなどが行われます。検査や記録も必要で、一定のルールに則って施術されます。
→費用は3割負担で1回あたり約1,500～3,000円程度（検査や処置内容により変動）

自費診療（審美目的）：

着色の除去（ステイン除去）やエアフローなど、美容的な仕上がりを重視した内容です。時間をかけて丁寧に施術するため、1回あたりの料金は高めです。
→相場は5,000～15,000円ほど。クリニックによっては「60分フルクリーニングプラン」などを提供しているところもあります。

クリーニング料金の相場

自費の場合は施術時間が長く、専門機器を使ったりフッ素ケアを含めたりするなど、より丁寧な処置が受けられるのがメリットです。

一回で終わる施術と複数回の施術

歯の状態によっては、1回の施術で終わる場合と複数回に分けて処置が必要な場合があります。

• 軽度の汚れ：1回の施術（30～60分）で完了
• 中等度以上の歯石付着や歯周ポケットの清掃：2～4回に分けて施術することが多い

特に保険診療では、上下で2回に分ける、または4回に細かく分けて行うことがルール化されています。治療と予防の境目を理解しておくと安心です。

クリーニングによる症状の改善

口臭への効果

口臭の多くは、歯垢や歯石、舌の汚れ、歯周病菌の活動によるガスが原因です。クリーニングでこれらを取り除くことで、根本的な口臭改善が期待できます。

特に、「朝起きた時の口のニオイが気になる」「マスクをするとニオイを感じる」という方は、口腔内に汚れが溜まっているサインかもしれません。

歯周病、虫歯予防の重要性

クリーニングによって、歯垢の中に潜む細菌を物理的に除去することは、虫歯や歯周病の予防にとって非常に有効です。自宅でのブラッシングではどうしても落としきれない汚れを、プロの手でしっかり除去することで、再発のリスクを減らすことができます。

また、歯周病は自覚症状が少なく進行しやすいため、定期的なチェックが命綱になります。

早期発見と健康への影響

クリーニング時に歯や歯ぐきの状態を詳しくチェックすることで、虫歯や歯周病、口内炎、舌や頬の粘膜の病変などの早期発見にもつながります。

最近では、口腔内の健康が糖尿病・心臓病・誤嚥性肺炎など、全身の病気と密接に関係していることも明らかになっています。口の中をキレイに保つことは、全身の健康を守る第一歩です。

クリーニングの方法と施術内容

実施される具体的な施術内容

歯のクリーニングでは、以下のような処置が行われます：

• 歯周ポケットの深さ測定
• スケーリング（歯石除去）
• ステイン除去（タバコやコーヒーの着色）
• ポリッシング（歯面研磨）
• フッ素塗布（虫歯予防）
• ブラッシング指導（セルフケア改善）

保険診療の場合は歯周病治療が中心、自費診療では見た目の美しさに重点を置くことが多いです。

クリーニング中の注意点と痛み

歯ぐきが腫れていたり、歯石が重度に付着している場合は、クリーニング中に痛みやしみる感覚が出ることがあります。ただし、ほとんどのケースでは軽度の不快感にとどまり、麻酔が必要なほどの痛みは稀です。

心配な方は、事前に「痛みが苦手」と伝えておくことで、器具の調整や麻酔の検討も可能です。

クリーニング後のブラッシング指導

最後に、クリーニングで汚れを落としただけで終わらず、毎日のセルフケアを見直すことが重要です。
歯科衛生士がブラッシングやフロスの使い方を丁寧に指導し、患者さんごとの課題に合わせたケア方法を提案します。これにより、汚れがつきにくい状態を保つことができ、クリーニングの効果が長持ちします。